「とても普通の女の子の話」

作詞作曲:咲いたゆり

 

とても普通の女の子がそこにいましたとさ

去ってゆく電車をみてしくしくと涙を流してたとさ

何かがそこにやってきて歌をうたいました

懐かしい子守唄を女の子は思い出しました

 

記憶に留まる香りを忘れなさい

自分で無理なら 次にやってくる風に

乗ればいいのです

 

女の子も一緒になって歌い踊りました

 

 


とても普通の女の子がそこにいましたとさ

遠くなる飛行機をみてぽろぽろと涙を流してたとさ

何かがそこにやってきて語り始めました

懐かしい昔話を女の子は思い出しました

 

身体にたまった嘘を吐き出しなさい

自分で無理なら 蝶々を背中につけて

飛べばいいのです

 

女の子も一緒になって言葉を紡ぎました

 

「明日も私を忘れないと言って」

作詞作曲:咲いたゆり

 

思い出を五線譜に引っ掛けて

永遠に変わらないその姿

どんな角度からでも構わない

貴方はそれを見上げるの

 

つきが1つ

あいが2つ

ほしが3つ

明日もここに居ていいよと言って

 

糸が断ち切られたマリオネット

私の音を奪いにやってくる

守るふりをした

気が付けば手を

宙空に不完全のそれが

撒き散らされる

 

 

思い出をキャンバスに引っ描いて

永遠に変わらないその姿

どんな角度からでも構わない

貴方はそれを夢見るの

 

あいが1つ

はなが2つ

いしが3つ

明日も私を忘れないと言って

 

甘い期待を導く幻影

私の色を奪いにやってくる

庇ったふりをした

気が付けば手を

夢中に不完全のそれが

裂き散らされる

 

「ヨルオリル」

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作詞作曲:咲いたゆり

日が落ちれば
全てが
青空の影絵に
騙し続けているのは
自分が見てるもの

口ずさみながら歩いてたはずなのに
振り返れば灯りが消えてる

星を1つ1つ黒く塗りつぶす
二人だけの場所が隠されてく
背中合わせの感情
するりと外す絡めてた手  
欲望を演じた夜 
半月が見下ろす 

日が落ちれば
足元
宙ぶらりん花火
近づくたび逃げて行く
ただの戯れなの

終わりを最初に想像してたはずなのに
いつの間にかわがままになる

星を1つ1つ黒く塗りつぶす
二人だけの場所が隠されてく
壊されない枠組み 
ふわりと掛ける強い腕
散らばった心 
空が溜息つく