Entries from 2015-07-01 to 1 month

お話は置いてきた。

情景を思い出さなくなっても 芯だけはとくんとくん疼いていて ふとした拍子に溢れ出そうになる お話は置いてきた でも感情が絡みつく

死ぬときは消して。

欲張りなあたしが考えてたのは 湿ったT-シャツの下 鈍感になった感覚 怯える次の一手 そして暗闇の猫

慰め。

満たされなかったあの頃 私は泣いた ただの戯れ 画はモノクロ 音は滲んで 堕ちてゆくのを感じてた それでも何かを望んでる 今もこれからもきっと同じ いつも満たされない それでも欲して わたしのせいなの

パッチワークの続き。

誰かが私の黄色い部分を認めてくれていて 誰かが私の青い部分を認めてくれていて 誰かが私の赤い部分を認めてくれていて 誰かが私の緑の部分を好まなくて 誰かが私の赤い部分を好まなくて 誰かが私の白い部分を好まない 一人が100%認めれくれる必要はなくて …

好きです。

大人になって、 好きですという回数が少なくなった 好きですなんて言える相手じゃないからかもしれない 好きですなんていったら足場が崩れ落ちてしまいそうで ただ、この好きですが言えない状況を楽しんでいるだけなのかもしれない

私のパッチワーク。

会う人会う人それぞれ私の一部を見てそれぞれが私という人物について語る 同じ私なのに真反対のことを言われることがあるどっちが間違っているわけでもなく多分どっちも私の私なのでしょう きれいに整った一枚の布のような私じゃないたくさんツギハギがある…

人は手に入れたら。

人は手に入れたら それが色あせてみえるようになって 次の欲しいものを無意識にさがしてる 人のものが美しく見えて それが欲しくなって うらやましくなって しっとして 欲望のかたまりなんだ

枯れた花を。

枯れた花を わざわざ絵にする人はすくないけれど 枯れた花は すばらしい花と いつもとなりあわせ

空色。

空がべたぬり だけど生きてる

繰り返し。

「繰り返し」 あなたは私の窓越えて 彼女を見ていた 自分も知らないあの子 何かを伝えるその姿勢 言葉じゃなくて 熱さを感じてた 空見下げても 恐くなるのは同じ 泣き顔の私に あなたは笑っていた あなたは私の窓越えて 彼女を起こした 自分の知らないあの子…

やさしいひと。

きょうあなたに寄りかかりたかった受け止めてくれる気がしたの 大きな腕の顔をうずめて身をまかせたかった

コントロールされる気持ち。

髪の毛に残るあなたの香りあなたがあたしに残していったもの香りだけではなく私の心にもしみこんでく

小さな箱の。

言葉の幅が広がれば あなたに対する気持ちも もっと大きくゆったり感じられるのではないかと 今はキュンキュンして 心が締め付けられて 縮こまっているようだから

うた。

ペンを握る 書きたいのは あなたのこと 単なる文字の羅列 ここに並べる 紡ぎだされるうた

広い中の狭い。

見えてる世界があなたの方が広い わたしは狭い きっとあなたの掌中で転がされてるんだわあたし 痛くしないでね 噛み付いたりしないわ あなたも傷ついてるの知ってるんだから