Entries from 2015-01-01 to 1 year

みんなが別人。

季節は巡る。

あなたの香りと思い出も 置いてこれればいいのに

置いてきた指輪。

そこにあった指輪を親指で確かめる もうだいぶ前のことなのに 滑る親指に違和感を感じる 奇妙な感覚だけが蘇り 私の歩く音は無音になる 意識は指先へと流れてく 掴むは暗闇 星は降らない

名前は無かった。

冷たい床を感じながら 自分の思いを文字にする 目は外部に据えられて 自由を奪うは自分 比較して嫉妬して また殻に閉じ籠る 誰かが値札を付けてくるのを待っている 悲壮な叫びを無視しながら 思いはいつも死が咲く場所へ行きたがる 単なる甘え 私の名前は無…

会いたいなって思ったよって伝えようと思った。

昔からそう 思っていても伝えない どういう顔して言葉にしたらいいのかわからないから だから紙切れがたくさん積もってくんだ

満月の夜、淋しい季節がくる。

昇ってゆく月を眺めてたのは私だけ あなたの後ろ あなたは見ない 月を見上げるよりも 私にキスして

ピリオドを忍ばせて。

寄り掛かるあたしを 時間は運んでく カウントされていく点と点 繋がることは滅多にない 交差した時 少し光を見たと思ったのに 見間違いだよと あなたはいつもすぐに否定するの 王国の王女の顔が見たい

理想と妥協のドレス。

背伸びをしていたら いつかそれが当たり前になると思っていたけれど 自分を納得させられないまま 着飾ってはみたものの このドレスは私には合わないようです 似合うあの子が羨ましい

いつから未来の不安を先に考えるようになったんだろう。

いつから未来の不安を先に考えるようになったんだろう

ちゃんと飛んでると言って。

箱の中 響くは内の音 古びた鼓動 見下した感覚 何も生まれない ただ 焦っているだけなのか 単なる怠け者の妬みなのか 長い間雲の少し上を 低空飛行している

あの時をもう一度。

掴みかけた記憶と感覚 もう少しで夢見れたのに 1分にも満たない 不思議な丸いふわふわしたものがやってきて すっと入って来たかと思えば 霧となって霞んでいった ノートに書き溜めた文字 私の気持ちのぶつけどころ そこに行けば 会えるのかしら

小さな小さなお花だったころ。

身体は大人になっていくんだけど いろいろと知らなかったときのことを 忘れたくない 忘れていく自覚はないんだろうけど ときどきでいいから思い出させて 小さな小さなお花だったころ

乖離している痛いもの。

遠くで喧嘩をしてしまうと 不器用なあたしは もう繋がれなくなる お互いに信号を読み違えることだってあるだろうに そこであたしは遮断してしまう ポーカーフェースがまた 心の落書きを消し始める

まるで雲の上を歩いているかのような。

わたしの中身が動く 切り離されたはずの外側 それでも隠れる要素は手に入れて いつでも抜け出すためのロープは離さない 欲しているものはどっちなの

あなたにつける名前は何にしようか。

youtu.be 作詞作曲:咲いたゆり©SaitaYuri 私、征くわ彼方 引き留めるあなた言葉は残さない 感情が絡みつく 何度転んだのか 堕ちてゆくの棘を持っていても きつく抱きしめて 階段かけおりて ドアを開けたら少し離れたところに ぽっけに手突っ込んだ貴方が笑…

「お願い」

youtu.be 作詞作曲:咲いたゆり お願いいつでも側に居るって約束してよ涙が枯れないのあの夜のように抱きしめて夢なんかじゃないよね いつか行ったね あなたの街思い出が 溢れていた私の隣 あなたの影を 並べた輝く日 夢の中で 何度も何度も繰り返すのねえ …

許されない。

鏡に映る 見ているのはあの頃のあたし 睨みつけてくる 大丈夫よ 裏切らないから

カラン。コロン。

日記のような歌 歌のような日記 どっちを私に書かせても どっちつかず 電話が鳴る 私は応える

月明りにぶつかって。

適当に探し歩いた 綺麗になりたくて 夜空には白い穴 この心にも時々風通るよ 涙預けて 降り注ぐ闇にもまれ 月明かりにぶつかり 何度転んだかわからない この心浄化してほしくて この心照らしてほしくて ただ光が見てみたかった ------------ 歌になる前の詩…

歌になる前の詩(うた)。

抑えられない気持ちが あまたの星になって ふりそそげばいいのに そしたらあなたは 夜空見上げるたびに あたしのこと思い出すでしょ 同じリズムで刻まれる時間のテンポを 変えられるのなら とっくに時計を止めてるわ どれだけキスしたって ドキドキは消えな…

今はかなた。

手をつなぐ 距離がゼロになる 今はかなた

社会的交換。

涙が出るくらい 感情が狂っている 水曜日にはいつも制御がかかるのに 欲望と反省と懺悔と野心 心の中でケンカして 私の事なんか知らんぷり 蝉が私に畳み掛ける 東京の空は今日も私を置いてゆく

お話は置いてきた。

情景を思い出さなくなっても 芯だけはとくんとくん疼いていて ふとした拍子に溢れ出そうになる お話は置いてきた でも感情が絡みつく

死ぬときは消して。

欲張りなあたしが考えてたのは 湿ったT-シャツの下 鈍感になった感覚 怯える次の一手 そして暗闇の猫

慰め。

満たされなかったあの頃 私は泣いた ただの戯れ 画はモノクロ 音は滲んで 堕ちてゆくのを感じてた それでも何かを望んでる 今もこれからもきっと同じ いつも満たされない それでも欲して わたしのせいなの

パッチワークの続き。

誰かが私の黄色い部分を認めてくれていて 誰かが私の青い部分を認めてくれていて 誰かが私の赤い部分を認めてくれていて 誰かが私の緑の部分を好まなくて 誰かが私の赤い部分を好まなくて 誰かが私の白い部分を好まない 一人が100%認めれくれる必要はなくて …

好きです。

大人になって、 好きですという回数が少なくなった 好きですなんて言える相手じゃないからかもしれない 好きですなんていったら足場が崩れ落ちてしまいそうで ただ、この好きですが言えない状況を楽しんでいるだけなのかもしれない

私のパッチワーク。

会う人会う人それぞれ私の一部を見てそれぞれが私という人物について語る 同じ私なのに真反対のことを言われることがあるどっちが間違っているわけでもなく多分どっちも私の私なのでしょう きれいに整った一枚の布のような私じゃないたくさんツギハギがある…

人は手に入れたら。

人は手に入れたら それが色あせてみえるようになって 次の欲しいものを無意識にさがしてる 人のものが美しく見えて それが欲しくなって うらやましくなって しっとして 欲望のかたまりなんだ

枯れた花を。

枯れた花を わざわざ絵にする人はすくないけれど 枯れた花は すばらしい花と いつもとなりあわせ